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FXのやり方『スワップ金利編』ほったらかしでも儲かる!?


今回はスワップ金利目当てのトレードについて解説します。スワップとは、日本語で『交換』を意味しており、スワップポイントまたはスワップ金利とも呼ばれます。

このスワップを使った取引き方法は、事前準備さえしてしまえば、ある程度ほったらかしにできるため、毎日のトレードが難しい方や面倒なことが嫌だという方、怖いからデイトレードはしたくないという方に向いています。

ただし、デイトレードと違い、それなりの準備金(選んだ通貨によって変わる)が必要です。

そのため、余剰資金がある方やデイトレードで稼いだお金の長期運用に適しています。私も少しずつ買い足して、長期のスワップ運用中です。

ここでは、スワップ目当てのトレードについて、メリット・デメリットを踏まえながら、順番に解説していきたいと思います。

スワップ金利とは?

スワップ金利とは、異なる通貨間でトレードをした際に発生する金利差のことです。FXは外貨を使った取引きであるため、常に各国の政策金利の影響を受けています。

例えば、日本円の金利が0.1%の時に円を売って、金利2.0%の他国通貨を買った場合、この2国間の金利差『2.0-0.1=1.9%』がスワップ金利です。

売ったほうの金利を支払い、買ったほうの金利を貰うという流れになります。

つまり、金利の低い通貨を売り、金利の高い通貨を買えば、そのポジションを保持している間は発生した金利差益を受け取り続けることができます。

この金利差を利用して長期取引きし、金利差益を得る方法がスワップ運用です。

もちろん、金利の高い通貨を買い、金利の低い通貨を売った際には、金利差損が生じます。その場合、金利差分マイナスになってしまうので、スワップ目的でなくとも、各主要通貨の政策金利はなるべく頭に入れておくようにしましょう。

スワップ金利って、どれくらい儲かるの?

では具体的に、スワップ金利でどのぐらいの利益が得られるのでしょうか。

最近は、高金利通貨の代表であるオーストラリアドルの金利が2.0%(2015/12現在)と、スワップ派には厳しい状況となっています。

全体を見れば、南アフリカランドが6.25%、トルコリラが7.50%と、オーストラリアドルより高金利な通貨もあるのですが、リスク面を考えると私は躊躇してしまいますね。

それでは、例をあげて見ていきましょう。

円/オーストラリアドルの場合

円/オーストラリアドルのレート 87円前後(2015年12月)
1,000通貨を購入 87円×1,000(通貨)=87,000円(レバレッジなし)
1年間に貰えるスワップ金利 87,000×(0.020-0.001)=1,653円
※円金利0.1%、オーストラリアドル2.0%で計算
1日当たり貰えるスワップ金利 1,653(円)÷365(日)=約4.5円

円/トルコリラの場合

円/トルコリラのレート 45円前後(2015年12月)
1,000通貨を購入 45円×1,000(通貨)=45,000円(レバレッジなし)
1年間に貰えるスワップ金利 45,000×(0.075-0.001)=3,330円
※円金利0.1%、トルコリラ7.5%で計算
1日当たり貰えるスワップ金利 3,330(円)÷365(日)=約9.1円

各国の金利は、円0.1%、オーストラリアドル2.0%、トルコリラ7.5%と設定しています。

どうでしょうか?多いと思いますか?少ないと思いますか?計算状の数字だけを見ると、オーストラリアドルを購入するよりも、トルコリラを買ったほうがお得ですね。

さらにもう一段階踏み込んで考えると、

オーストラリアドルは1000通貨購入で87,000円、トルコリラならば、2000通貨購入しても90,000円です。

これで1年間に貰えるスワップ金利を見てみると、オーストラリアドル:1,653円、オーストラリアドル:6,660円になりますね。

6,660÷1,653=4.0290…

なんと約4倍も変わるわけです!

ただし、政策金利および価格の変動が激しく、経済の安定していない新興国通貨は、主要通貨よりも、長期保持リスクが大きくるため、慎重に購入するようにしましょう。

スワップは低レバレッジが基本!

私は、超低金利状態の日本で銀行に預けるぐらいなら、FXでスワップ運用をしようと考え、現在オーストラリアドルを1万通貨持っています。

私がオーストラリアドルを購入した当時(2012年1月)は、オーストラリアドル81円で政策金利4.25%でした。

まずは余剰資金であった4万円を使い、レバレッジ4倍で2000通貨購入、途中デイトレードの利益で買い足して、今は合計1万通貨です。

政策金利は2.0%に下がってしまいましたが、オーストラリアドルの価格が87円になり、現状はとても満足しています。

1万通貨ということは、このまま1年間推移すれば、計算上年間16,530円の利益ですね。買った当初よりも約6円値上がりしているので、今決済すると差益が約6万円になります。

『金利目当てなら、レバレッジをもっとかければいいのに』と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、スワップ運用は低レバレッジが基本です。

長期運用をするためには、強制ロスカットのリスクを最小限に抑えなければなりません。

一番良いのはレバレッジなしですが、リスクを最小限に抑えたいなら、レバレッジは2~5倍までにしておくべきでしょう。

※ロスカットの話は、下記リンクに詳細があります。
FXの『マージンコール』と『ロスカット』って何?

スワップ運用のメリット・デメリット

主要通貨において全体的に政策金利が低く設定され、スワップ派には厳しい状況と言われています。

ですが前述した通り、超低金利(0.1%~)な日本の銀行に預けておくよりは、FXでスワップ運用したほうが、まだまだメリットが多いと思います。ただ、銀行預金と違い投資であるため、リスクがあるのも事実です。

そこで、スワップ運用のメリットとデメリットについて、簡単にまとめてみました。

スワップ運用のメリット

  • 原則長期保持のため、短期的な為替レート変動予測が不要である
  • 一度買えば売るまで取引きをする必要がなく、投資に時間がかからない

スワップ運用のデメリット

  • レバレッジを高く設定できないため、証拠金が多めに必要
  • デイトレードよりも効率が悪い(20~30%勝てる前提ですが……)
  • 大幅に通貨価格が値下がりした場合、元本割れする恐れがある

以上の内容から、FX投資のために時間がとれず、長期間使う予定のない余剰資金があるならば、スワップ取引きが向いていると言えます。それに対し、小額資金で毎日取引きしたい方にはデイトレードのほうが適しているでしょう。

もちろん、私のように普段はデイトレードをしながら、余剰資金はスワップ運用するという併用型分散投資もおすすめです。

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